信頼が生まれるとき
スタイリストには、それぞれ得意な技術やスタイルがあります。
お客様との間にも、最初から距離が近い時もあれば、年代や経験の違いから少し緊張感が生まれる時もあります。
だからこそ、私たちはポートフォリオが大切だと思っています。
会う前から始まる信頼
今は、サロンに来る前にInstagramやホームページを見て、スタイリストがどんな仕事をしているのかを知ってから来てくださるお客様が増えています。
「この人にやってもらいたい」
そう思って来ていただけると、カウンセリングが始まる前から、すでに少し信頼があります。
どんなスタイルを作るのか。
どんな感覚を持っているのか。
自分の好きなものと合っているのか。
それを知った上で椅子に座るのと、何も知らない状態から始まるのとでは、やはり違います。
その空気は、スタイリストにも伝わります。
信頼されている時も分かりますし、まだ少し不安がある時も分かります。
だから、自分の技術を磨くだけではなく、それをきちんと見せていくことも大切です。
ポートフォリオは、単なる宣伝ではありません。
会う前から信頼を作るためのものでもあります。
手もまた、コミュニケーション
美容師という仕事は、人の髪や頭に直接触れる仕事です。
急いでいる時。
迷っている時。
落ち着いている時。
自信を持って仕事をしている時。
そういうものは、思っている以上に手から伝わります。
そして私たちも、お客様が緊張しているのか、任せてくれているのかを感じることがあります。
美容師とお客様のコミュニケーションは、言葉だけではありません。
手も、そのひとつだと思っています。
考えるための時間
だから私たちは、スタイリストが考えるための時間も大切にしています。
一日にたくさんのお客様を担当するサロンもありますし、それもひとつの形です。
ただ、私たちは目の前のお客様について考える時間を減らしたくありません。
Daisuke Salonにアシスタントがいる理由のひとつも、そこにあります。
カウンセリングが終わり、アシスタントがシャンプーをしている数分間。
スタイリストは一度お客様から離れます。
その時間に、
長さは本当にこれでいいのか。
もう少し違うバランスの方がいいのか。
最初に考えたデザインで本当にいいのか。
もう一度考えることができます。
カラーでも同じです。
一度離れて、もう一度髪を見る。
その短い時間で、考えが変わることもあります。
私たちは、その時間にも価値があると思っています。
近くにいるから見えることもあります。
少し離れたからこそ見えることもあります。
目の前のお客様をきちんと見て、考えて、もう一度戻る。
私たちは、その繰り返しを大切にしています。
— Daisuke Salon